奈良のシンボルとも言われる大仏さまは奈良の東大寺、大仏殿におられます。
東大寺は世界遺産に登録されており、奈良時代の代表的なお寺で華厳宗大本山。
大仏様は東大寺の本尊で正式な名前は盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)と言います。
大仏様は国宝で、一般に奈良の大仏さんと呼ばれ親しまれています。修学旅行や遠足で行ったよという方も多いんじゃないでしょうか?
大仏さまがおられる大仏殿
大仏殿に入ってすぐに目に飛び込む大仏さまの高さは約15m。見上げるほどに大きさを感じます。
直径約18mの蓮華座と言われる台座に座っておられます。
大仏さまの右手の掌(てのひら)は約2.5m
大仏様の手に注目して下さいね。右手は恐れをとりのぞく、左手は救いの意味を持っています。
大仏様の大きな手、左手の中指は約1.5m(付け根から先端まで)右手の中指は1mというからどれ位大きいかが想像できると思います。
大仏様の髪の毛はカールヘア
大仏様の頭を見ると奈良時代のものなのにパンチパーマ?と思うくらいクルクル髪ですね。
これは螺髪(らほつ)といって渦巻き状になっているものです。966個あります。なが~い修行の間に伸びてしまって毛が巻いたためと言われています。
※この記事の執筆当時は、螺髪(らほつ)は966個と言われていました。その後、最新技術で調べた結果、492個と推定されるとのことです。
詳しくは東大寺の公式ページ、よくある質問の「大仏様の螺髪(らほつ)の数はいくつありますか?」のページでご覧下さい。
大仏様の目の幅は約1m。私たちを包みこんで下さるようなまなざしで、何だかほっとしますね。
大仏さまにみとれた後は大仏様のまわりも見てみましょう。
虚空蔵菩薩坐像
東大寺大仏殿の大仏さまの脇侍「虚空蔵菩薩坐像」は大仏様に向かって左側です。
如意輪観音菩薩坐像
東大寺大仏殿の大仏さまの脇侍「如意輪観音菩薩坐像」は大仏様に向かって右側です。
広目天立像
広目天立像は北西の隅にあります。四天王のうちの一人で何だか怖そうな顔をしています。
多聞天立像
多聞天立像は北東の隅にあります。
東大寺大仏殿大仏さまの鼻の穴のとおりぬけ
大仏さまの向かって右側に四角い穴のあいた柱があります。この穴は大仏さまの鼻の穴と同じ大きさです。
この穴をくぐると無病息災のご利益があると言われていますので、観光シーズン中はくぐりたいと思う人で列ができています。
体型にもよりますが、子供だけでなく大人の方もくぐっておられます。
無理にくぐろうとしてぬけなくなると困りますね。体型と相談ですね。
身体を斜めにしてくぐるがコツだそうですよ。
ハスが飾られている花瓶に蝶がとまっています。
足が8本あるということで話題にのぼっているようです。東大寺にボランティアのガイドさんがおられたので一度お聞きしてみようと思います。
大仏さまのおられる大仏殿の天井は赤く、ごばんの目の様になっていました。
普段あまり天井を見上げることはないのですが大仏さまが大きいので上ばかりむいてしまい目に入ってきました。
年に一度の「大仏お身ぬぐい(大仏様のおおそうじ)」で大仏様はきれいになられます。
「大仏様のお身拭い」へ行った時の記事はコチラです。
東大寺 アクセス
■歩く
近鉄奈良駅から徒歩約20分
■バスで
大仏殿春日大社前下車徒歩5分