庚申堂(こうしんどう)は江戸時代から続く庶民の魔除けの庚申信仰の拠点。ならまちの中心にひっそりと建っている小さいお堂です。
扉は通常閉まっていますが、庚申さんと呼ばれる青面(しょうめん)金剛像、吉祥(きっしょう)天女像・水子地蔵、千体地蔵が祀られています。
お堂には身代わり猿(くくり猿)がひしめきあうように吊るされています。これは魔除けの一種で、お堂だけでなく、ならまちエリアのあちこちで軒先に吊るされている光景をみかけます。
奈良町 庚申堂(こうしんどう)基本情報
場所名 | 庚申堂(こうしんどう) |
信仰 | 庚申信仰 |
住所 | 奈良市西新屋町14 |
アクセス | 近鉄奈良駅から徒歩約15分 |
地図情報 | 地図 |
拝観時間 | なし |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | なし |
庚申堂(こうしんどう)の主なみどころ
庚申堂(こうしんどう)見どころ1
お堂の前では、石の猿が線香立てを支えています。奈良町 庚申さんの由来が書かれた案内板があります。
身代わり猿
お堂には「身代わり猿」がたくさん吊るされています。庚申さんの使いである猿をかたちどったもので、まっ赤なお座布団の四隅を折り曲げて一つにくくり、その間に白い顔をつけたものです。
一種の魔除けで、悪病や災難が家の中に入ってこないように、民家の軒先に吊るされるもの。ならまちのあちこちでその光景が見られます。
すぐ近くの奈良町資料館で「身代わり猿」を購入できます。
庚申堂(こうしんどう)見どころ3
屋根の上には、三猿(両手で目・耳・口をふさいだ3匹の猿)が座っています。