春日大社の表玄関一之鳥居
春日大社表参道 一之鳥居から二之鳥居を経由して春日大社本殿まで歩くコースです。
一乃鳥居までは近鉄奈良駅から約10分ほどです。歩くのが苦手な方は一乃鳥居から10分ほど行った先の春日大社表参道バス停より合流できます。
春日大社表参道を歩いて春日大社へお参りしましょう
一乃鳥居をくぐると、まっすぐな参道が続きます。静かで落ち着く散歩道です。
影向の松(ようごうの松)
一之鳥居をくぐってすぐ右手には影向の松(ようごうの松)があります。おん祭りには神様が降りてこられると言われています。
影向の松(ようごうの松)の右手は浅茅が原(あさじがはら)園地と呼ばれている丘陵地帯があります。
浅茅が原は綺麗でゆったりと過ごせる景勝地ですが、特に池に浮かぶ「浮見堂」は必見です。
この細い道をを右へ曲がると鷺池に浮かぶ浮見堂へ行けます。標識がでています。
浮見堂へ行く方は、見たあとにまたこのコースに合流できます。このコースのもう少し先に合流地点があります。
浮見堂は絵葉書から抜け出たような景観で本当にきれいです。時間があればぜひ訪れたい場所です。
馬出橋(まだしのはし)
影向の松(ようごうの松)から歩いてすくのところに馬出橋(まだしのはし)があります。
気をつけないとうっかり通り過ぎてしまうくらい、ひっそりとした小さな橋です。
ムクロジ
ムクロジの大木です。果被に石鹸の成分が含まれていて以前はその代用品として使われていたようです。
このあたりは東大寺参道に比べると観光客が少ないので、鹿たちもゆったりとしているように見えます。
ベンチに腰掛け、本を読んでいる方も何人かおられました。
鹿たちは私達人間がただ歩いているだけだと、知らんぷりしています。
ちょっとしたお店が1軒ありました。お土産と軽食がいただけます。もちろん鹿せんべいも。
多くの鹿に囲まれずに鹿せんべいをあげたい方はこのあたりで買うと落ち着いて鹿と遊べると思います。
8月末に撮った写真です。暑いのでさすがの鹿も日陰を選んで座っています。
春日大社参道の飛火野前の横断歩道です
春日大社境内の大きな案内図がありますのでここで、今いる位置を確認しておきましょう。
一乃鳥居から歩き始めた方は春日大社本殿までの約三分の一歩いたことになります。
この横断歩道のすぐ近くに鹿せんべいのスタンドがよくでています。
これは販売している方が、おせんべいのこわれたくずをまこうとしているところ。それを察知した鹿たちが集まってきました。
道なりにまっすぐいくとあと900mで春日大社の本殿です。
直角に右の方向(東大寺と反対方向)へ曲がると浮見堂へ行けます。(約300m)
たくさん歩くのがちょっとねという方は飛火野までバスできて、ここから歩くという手もあります。(春日大社表参道バス停)
飛火野と呼ばれる広い芝生がある場所です。鹿よせというイベントはここで行われます。
飛火野にある大楠(とびひのおおくす)
春日大社本殿へは、横断歩道を渡りまっすぐです。このあたりから道は砂利道にかわり、ベビーカーは押しにくくなりますのでご注意下さい。
横断歩道を渡ったすぐ左手にお手洗いがあります。次は二乃鳥居手前の春日大社駐車場までお手洗いはありません。
春日大社参道を歩いていると多くの石燈籠があることに気がつきます。
セントラルの森
春日大社の境内にセントラルの森というロマンチックなネーミングの森がありました。この中の参道を歩いているんですね。
鹿せんべいを持っていそうな人がいるとすぐに察知してよってきます。ちょうだい!ちょうだい!
神の使いと言われている鹿と石燈籠との光景がしっくりとなじんでいます。
鹿苑
萬葉植物園の手前右側に鹿苑(ろくえん)という鹿の保護施設があります。
10月に「鹿の角きり」が行われる場所です。鹿について知りたいという方はぜひ訪れて下さい。
メスのグループが静かに座っていました。右に見えるのは生後2ケ月ほどの赤ちゃん鹿のようです。
春日荷茶屋(かすがにないじゃや)
春日荷茶屋(かすがにないじゃや)の名物は万葉粥です。お昼時に通りかかればここで休憩してもいいですね。
萬葉植物園
春日荷茶屋のすぐ右隣には萬葉植物園があります。万葉集に登場する300種類の植物が楽しめる植物園です。
参道の両端に石灯篭(いしとうろう)が増えてきました。
春日大社境内では全部で2000基の石灯篭が奉納されています。絵柄や形がそれぞれ異なり、歩きながら観察してみるとおもしろいですね。
春日大社の二乃鳥居が見えてきました
左へ曲がると宝物殿、春日大社パーキングがあります。
歩くのが嫌という方は、ここまでバスかマイカーでお越し下さい。但しマイカーの方はシーズン中はすぐに駐車場が満車になるのでご注意を。
ここにはお手洗いもあります。
右側にはお土産&軽食のお店があります。もちろん鹿せんべいも売っています。
春日大社二之鳥居
一之鳥居より約1.2km歩いて二乃鳥居にたどりつきました。
鹿とたわむれながら自然の中を気持ちよく歩いてこれるので距離を感じないかもしれません。
伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)
二乃鳥居をくぐってすぐ左手にあるのが伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)です。
さすが春日大社の手水所だけあって鹿の姿をしています。
その鹿は筒をくわえていて、そこから水が流れ落ちています。ここで手と口を清めて春日大社に参拝しましょう。
進んですぐに道は二手に分かれます。右側の道を行きましょう。(左の道は帰り道です)
右の道を行くと春日大社本殿南門へと続きます。
白藤瀧茶屋
参道の右手を少し下ったところにある白藤瀧茶屋。創業明治8年という看板がでていました。
いよいよ春日大社本殿へ
階段をあがり左手へ行くと春日大社本殿南門へ。右手に曲がると若宮神社、若宮15社へと行けます。
春日大社本殿南門
一乃鳥居から参道を歩いて約20分。春日大社本殿南門に着きました。目にまぶしい朱塗りの大きな門です。
門をくぐると到着です。
春日大社へのアクセス
■歩いて
近鉄奈良駅から徒歩約25分
東大寺大仏殿より徒歩約20分
■バスで
春日大社本殿下車すぐ(二乃鳥居横へ着きます)
春日大社表参道下車徒歩約10分(飛火野という広い芝生の広場前につきます。一乃鳥居と二乃鳥居の間です。)