小鹿がお母さんのミルクを飲んでいます。微笑ましい光景ですね。(撮影時期 8月)
奈良公園の鹿の子どもは成長するまではお母さん鹿と一緒に行動します。
奈良公園の鹿の赤ちゃんの誕生シーズンは、毎年5月中旬から7月頃までです。
妊娠しているお母さん鹿は、毎年4月頃から春日大社境内にある「鹿苑」という場所に保護されます。鹿と人間のトラブルを防ぐためです。(全ての母鹿が保護されるわけではありません)
赤ちゃん鹿が誕生し、お母さん鹿と小鹿が一緒に行動できるようになると保護施設から奈良公園へ戻されます。時期はその年によって日が違いますが、だいたい7月ころです。
奈良公園にいる母鹿と小鹿
7月~9月ころには可愛い鹿の親子の姿が見られます。春日大社参道にて撮影。
私は子どもをいつも守っていますよ!
小鹿がまだ小さい間は近づいたり、触ったりしないようにしましょう。
母鹿が小鹿を守ろうとして攻撃してくる事があるかもしれません。
私たち人間の場合を考えてみて下さい。見知らぬ人がいきなり近づいてきて何も言わずわが子に急に触れるなんて考えられますか?母はいつも子供の安全を考えていますよね。
出歩くときは親子いつも一緒よ~
小鹿はどんどん成長していきますので、夏から初秋にかけてがこういう親子の姿を見つけやすいと思います。
生まれたばかりの赤ちゃん鹿とお母さんは「鹿苑」というところで保護されていますので、夏の早い時期に行くとまだ公園へ出てきていません。(ただ保護されずに森の中で出産する母鹿もいます。)
■奈良公園へまだ出てきていない保護施設(春日大社境内:鹿苑)にいる赤ちゃんが見たい方のためのイベント
※特別公開 小鹿公開 赤ちゃん鹿大集合。毎年6月頃に行なわれます。詳しい日程は「鹿愛護会」のページで確認できます。
ほうら、よく見てごらん!あんな風におせんべいをもらうのよ~
小鹿はお母さんから色々学びます。(と私は思っています)
おじぎをするとおせんべいがもらえるのよ~!
おじぎをすることも、お母さんがするのを見ていて覚えるようです。
小鹿はいつもみんなの人気もの
お母さん、動かないで!今、ミルクを飲んでるんだからってば!
奈良公園では小鹿が母鹿のミルクを飲む姿を見られる機会があります。
可愛い可愛い私の娘・・・
先輩のすることを良く見ておくのよ!
よしよし、いい子だね
赤ちゃん鹿を産んだお母さん鹿は、子どもを守ろうとします。人間も鹿もわが子が可愛いのは当たり前のこと。あまりの可愛さに赤ちゃん鹿に触れたくなるかもしれませんが、我慢しましょう。
奈良公園デビューしたての小鹿はまだ警戒心が強く人間に慣れていません。遠くからそっと見守ってあげて下さいね。