鹿苑(ろくえん)は春日大社参道の南側にある鹿の保護施設。見学ができます。
秋の有名な年中行事「鹿の角きり」もここで行われます。6月は可愛い小鹿が一般公開されます。
鹿苑は、病気の鹿、ケガをした鹿、交通事故にあった鹿、妊娠している鹿、生まれたばかりの赤ちゃん鹿、奈良公園周辺から遠く離れた場所へ行くクセがついてしまった鹿などが収容されています。(季節にかわります)
赤ちゃん鹿とお母さん鹿に限り、一定期間を鹿苑ですごしたあとは外へ出されます。
鹿苑(ろくえん)
近鉄奈良駅から猿沢池横を通り春日大社参道へ。一の鳥居のある交差点ををすぎ、東方向、春日大社本殿の方向へ向かって歩きます。
次に横断歩道のある道を渡ります。。バスで行く方はこの近くに「春日大社表参道」というバス停がありますのでそこで下車します。
ここによく鹿せんべいを売るスタンドが出ています。
石燈籠が見え始めます。
どんどん東に向かって歩いて下さい。
しばらく歩くと左手に、春日荷茶屋(かすがにないじゃや)という万葉粥をいただける茶屋があります。
お茶もいただけるので疲れた方はここでちょっと休憩というのもいいでしょう。
その右隣は萬葉植物園です。
この二つを通り過ぎたらすぐ右手の方に「鹿苑」があります。小さな看板がでているだけなので見落とさないようにしましょう。
鹿苑公開
6月の小鹿公開、秋の鹿の角きりなどのイベント時は大勢の人がいるのですぐにわかりますが普段はひっそりとしていてうっかりすると通り過ぎてしまうこともありますのご注意を。
鹿苑(ろくえん)について(予告なく変更される場合があります。)
■ 時間:10:00~16:00
■ 休苑日:月曜日
■ 見学することができる鹿の予定(予告なく変更されることがあります)
4月~7月 妊娠している鹿・小鹿(5月中旬以降)
7月~8月 鹿苑に保護収容されている鹿
9月~3月 角鹿
■鹿苑(ろくえん)
奈良の鹿愛護会のホームページはコチラ
鹿苑の看板が右手に見えたら鹿苑へ続く道(右手)へ進みます。建物の横を通りどんどん奥へ進んで下さい。
見学は無料ですが、入り口脇に協力金を入れる募金箱があります。100円ほどの募金を入れて入りましょう。鹿たちのエサ代として使われます。
鹿苑では何が見られるの?
見学通路に入るとまずは鹿や鹿苑、イベントに関する資料展示があります。
秋に行われる鹿の角きりに関する展示です。
鹿について学べるコーナーです。
鹿の角が年齢とともにどんな風に成長していくかがとてもよくわかる展示です。
資料展示エリアが終わるといよいよ鹿たちが見えるエリアに入ります。壁には鹿の生態をクイズ形式で紹介するパネルが設置されています。
さあ、いくつ答えられるかな?ボードをめくると答えを見ることができます。
鹿たちは金網ごしに見ることができます。写真はちょっと撮りにくいかもしれません。
収容されている鹿について(季節によってこの場所にいる鹿の種類が異なります)
どんぐりをあげることができる場所です。
金網ごしにあげると手を噛まれることがありますので必ず専用の場所からあげるようにしましょう。
奈良の鹿愛護会の鹿救助隊の車です。
鹿苑(ろくえん)のスタッフの方が通報を受けたら鹿救助に向かいます。鹿愛護会さんのホームページによると交通事故は年間150件以上も発生しているそうです。奈良公園ではいつ鹿が飛び出してくるかわからないという事を忘れずに運転しましょうね。
宿題の自由研究に奈良の鹿を取り上げてみませんか?
夏休みの宿題の自由研究に奈良と鹿について取り上げてみるのも一案です。鹿苑(ろくえん)では鹿について多くの事を学ぶことができます。
夏休みには、鹿寄せというイベントのあとに「鹿の語り部とあるく鹿ものしりツアー」が開催される場合があります。(不定期開催)日程等詳しくは奈良の鹿愛護会にお問い合わせ下さい。
鹿苑(ろくえん)へのアクセス
■歩いて
近鉄奈良駅から徒歩約30分
春日大社本殿から徒歩約7分
東大寺参道入り口から徒歩約7分
■バスで
JR駅又は近鉄奈良駅から市内循環バス8分 春日大社表参道下車徒歩7分