2015年5月2日訪問レポートです。
春日大社の第六十次式年造替を記念し、御本殿が特別公開されています。20年に一度です。2015年5月31日までの期間限定です。
JR奈良駅又は近鉄奈良駅からバスに乗ってもいいのですが、春日大社の参道を歩くのもまたいいものです。(近鉄奈良駅から徒歩約25分)
春日大社第六十次式年造替記念御本殿特別公開
駅から歩くとまずは「春日大社一の鳥居」があります。
▼春日大社一の鳥居から本殿までの参道については下記のページで詳しく紹介しています。
春日大社一の鳥居から二の鳥居をくぐり本殿までの表参道を歩く
二の鳥居をくぐった左手側、伏鹿の手水所(ふせしかのてみずしょ)で身を清めてからお参りしましょう。
さらにまっすぐ進むと春日大社の南門です。
念御本殿特別公開に入場
拝観料をおさめて御本殿特別公開の順路に従ってお参りします。
式年造替って何?
20年に一度、神様のためにお住まいを改めることです。また、建築技術の継承という観点からその技を伝えるためでもあるそうです。
痛んだところを修理、御色の塗り替え、御屋根を葺き直すなどの大修理が行われます。
順路内は写真撮影が禁じられていましたので、写真はありませんが20年に一度ということでたくさん方がこられていました。
140年ぶりに開門した後殿(うしろどの)
春日大社式年造替を記念して明治維新以来初めて後殿(うしろどの)が公開されています。後殿(うしろどの)は御本殿の背後にあります。
春日大社境内の砂ずりの藤
春日大社の南門から入ると左手側、慶賀門から入ると入ってすぐのところに「砂ずりの藤」と呼ばれる棚作りの藤です。樹齢700年以上と言われています。
私が行ったのは4月26日でしたが、5月初旬頃には花房が1m以上にも延びるそうです。
春日大社式年造替特別記念品
拝観料¥1,000をおさめると春日大社式年造替特別記念品とパンフレットがいただけました。
特別記念品は「竹柏(なぎ)の葉」をかたどった蒔絵風のシールです。
竹柏(なぎ)の木とは?
春日大社境内で自生している木で天然記念物に指定されています。古くから榊の代わりとして神事に用いられた神聖な木とされています。
竹柏(なぎ)の葉は古来より愛敬(人々から信頼と愛情をうる)のお守りともされています。
葉脈が縦に通っているのがわかりますか?葉が固いので横にちぎる事が難しく、夫婦円満、縁結びの縁起物です。
春日大社神苑萬葉植物園
春日大社境内の苑萬葉植物園には「藤の園」があり、約200本の藤が開花します。
春日大社駐車場(バス停春日大社本殿)側からも苑萬葉植物園へ入場することができます。
▼春日大社第六十次式年造替記念国宝御本殿特別公開
2015年4月1日(水)~2015年5月31日(日)
8:30~16:45
拝観料:1,000円(春日大社式年造替特別記念品)
※神事等により参拝できない場合がございます。
春日大社本殿アクセス
■歩く
近鉄奈良駅から徒歩約25分
■バスで
春日大社本殿下車すぐ(二之鳥居横へ着きます)