奈良公園、春日大社へ向かう参道右手にひっそりとたたずむ料理旅館です。
江戸三の建物と木々、そしてゆったりとすごしている鹿の姿がうまくマッチしています。
料理旅館の江戸三は奈良公園の中にあるんです
近鉄奈良駅から徒歩約15分。「江戸三」へ歩いて行ってみました。
まずは近鉄奈良駅から猿沢池へ行き、春日大社の方角へ歩きます。
猿沢池を右手に、興福寺の五重塔を左手に見ながら進みます。やや上り坂ですが息があがるというほどではありません。
春日大社、一の鳥居までくると右手に階段が見えます。
ほとんどの観光客は鳥居をくぐり、まっすぐ春日大社へ向かいます。江戸三へ行く場合はこの階段をあがるといいですね。
■春日大社へお参りされる方へ
少し遠回りになりますが、江戸三の前を通り、浮見堂を訪ねてから春日大社へ向かうこともできます。
春日大社の一の鳥居→江戸三の横→浮見堂→春日大社という「ルートが私のお気に入りです。
観光地とは思えない、とても静かな木立の中を進みます。
撮影月は6月上旬です。新緑が目にまぶしいですね。
桜の季節の春や紅葉の秋に負けないくらい綺麗な景観です。う~んと大きく深呼吸してみしょう!
左手の建物が江戸三のメインの建物です。時折、鹿が通りかかります。
奈良公園内に江戸三の離れが点在しています。
私には全てが離れかどうかの見分けがつきませんでしたが、まわりに点在している建物の写真を撮ってみました。
江戸三の家族風呂
建物の屋根の下には「浴室」の表示が。江戸三には春日(かすが)・御笠(みかさ)という二つの家族風呂があるとの事です。これは「春日」の方ですね。
こちらは「御笠」の家族風呂です。
若草鍋
江戸三の名物料理は「若草鍋」。10月から3月の間いただく事ができるそうです。
若草鍋について
ほうれん草を土台に、こんもり盛りつけるこのお鍋を新緑の若草山に擬え「若草鍋」と命名したのは、かの志賀直哉先生でございます。昭和天皇陛下の奈良のご巡幸の際、奈良の名物料理として若草鍋を献上させていただきました。
引用元:江戸三公式ホームページ「若草鍋」
江戸三は都会の喧騒を忘れてのんびりできる場所です
江戸三は奈良公園内にあるので、お泊りの「離れ」から出たとたんバッタリ鹿と顔を会わすなんてハプニングもあるかもしれません。
鹿はゆっくり歩いていたり、木々の下にグループを作って座っていたりします。
江戸三に泊まった翌日の朝に早朝散歩はいかがですか?
この看板がある分かれ道を「浮見堂」の方角へ下ってみましょう。350mほどです。
浮見堂のある鷺池(さぎいけ)のそばで鹿がこちらを見ています。
浮見堂は奈良公園の鷺池(さぎいけ)に浮かぶ六角堂のお堂で四季を問わずとても綺麗なんですよ。
写真:浮見堂 江戸三から徒歩約5分
江戸三へのアクセス
■歩く
近鉄奈良駅から徒歩約15分(JR奈良駅より徒歩約25分)
■タクシーで
近鉄奈良駅より約5分(JR奈良駅より約10分)