奈良観光と言えば東大寺の大仏様、春日大社、興福寺、奈良公園の鹿ですね。
奈良公園で鹿に鹿せんべいをあげるのを楽しみにしている人も多いことでしょう。
そんな暑い夏でも鹿はいるんでしょうか?観光ガイドとして年中、奈良公園を歩き回っている私が夏の鹿をレポートします。
暑い夏でも鹿は奈良公園にいます
Q:暑い夏でも鹿は奈良公園にいるんでしょうか?
A:はい、います。鹿は奈良公園、東大寺境内、春日大社境内、若草山他色々な場所にいます。
撮影場所:料理旅館「江戸三」を通りすぎ、奈良浮見堂へ行く途中の道の木陰
鹿はいるにはいるのですが、夏以外の季節に比べるといる場所が少し違う場合があります。
私達人間が炎天下を避けて影の場所を選んで歩くのと同じように鹿もなるべく涼しい木陰などにいたいようです。
東大寺参道の鹿
東大寺参道にある南大門のすぐ横にはバスの駐車場があります。
観光客がぞろぞろと降りてくる場所なので東大寺境内一番の繁華街といったところです。
もちろん鹿せんべいを売るスタンドもあり、はほぼ確実に「鹿せんべい」をもらえる場所ですので日中に鹿がいないことはありません。
鹿せんべいがもらえる確率が高いせいでしょうか? 炎天下で鹿たちが参道に座っていました。
鹿たちは暑そうに横たわっていますが、いざ誰かが鹿せんべいを買おうものならたちあがり、わあ~っと寄ってきます。
「私、この暑さでまいっちゃってます~」とでもいいたげです。南大門の下は影なので、一匹の鹿がぐたっと横たわっていました。
東大寺二月堂付近の夏の鹿
この暑さの中、東大寺二月堂付近には鹿の姿が見えません!っと思ったら、皆さん建物の下の影に避難しておりました(笑)
手向山神社付近の鹿
手向山神社境内は木々が多い茂り多くの木陰があります。やはり木陰に集まって座っています。
若草山の麓(ふもと)
東大寺の二月堂から手向山神社を通り春日大社の方へ進むと若草山の麓(ふもと)を通ります。芝生や草原で覆われているので通常はたくさんの鹿を見ることができます。
ただ8月4日の炎天下の日に訪れた時は木の下に10頭ほどいただけでした。
鹿だってクーラーがお好き???
ここ、自動ドアなんです。人が出入りするたびにドアがあいたりしまったり。その時に涼しい空気が流れてくるんです。
しばらくながめていても、この場所にずっと陣取っていました。
「ここは涼しい場所なんだ!」ってよ~く知っているからなんでしょうね。
影、影、影!鹿だってとにかく少しでも暑くない場所を探してるんですね。
水谷茶屋前の鹿
若草山ふもとを通り、階段を降りて春日大社の方へ。風情ある「水谷茶屋」が現れます。うどんなどの軽食、飲み物やスイーツがいただけます。
この子(鹿)は水谷茶屋の常連さん。クーラーのきいた店内から流れてくる冷気にあたっておりました(笑)
赤ちゃん連れのお母さん鹿も木陰を選んで座っていました。あまりに可愛くて思わず写真を撮っちゃいました!
夏は鹿といえども人間と一緒で暑いのは苦手なようです。木陰やお店の軒先など少しでも暑さをしのげる場所にいるようですね。
ただご心配なく。「鹿せんべい」をちらつかえるとちゃんと食べにやってきてくれる子もいます(おなかがいっぱいの時はいらないよって拒否されることもありますが)
「鹿せんべい」は、鹿せんべいのスタンドだけではなく、お土産屋さんなどあらゆるところで買うことができます。
※あまりに暑いので奈良公園の鹿たちがどうしているか観察してきました(観察日:2015年8月4日)