近鉄奈良駅から歩いていける「ならまち」エリア。そこにある町屋でランチや夕食がいただけるとっておきの場所があります。それは粟(あわ)ならまち店。
予約がとれないお店で有名です。念願かなって行ってきました。
粟(あわ)ならまち店
近鉄奈良駅からもちいどの商店街を抜け、ならまちへ。10分もしないうちに落ち着いた佇まいの古い民家が現れました。
のれんや看板が出ていないと見過ごしてしまいそうです。
のれんをくぐり、格子戸をあけると長い土間が奥のほうへと続いています。私達は2階の席に案内していただきました。
たたみのお部屋でしたがテーブル席もあるようなのでお座敷が苦手な方は予約の際にリクエストしてみてもいいですね。
粟(あわ)ならまち店のランチは4種類
今回は粟「収穫祭」御膳というメニューをいただきました。前菜の大和野菜の籠盛りのおしゃれな盛り付けに目は釘付けです。
右の方にあるのは食前にいただくブルーベリージュースです(ノンアルコール)
小鉢を使った籠盛りです。ひとつひとつが丁寧に作られていて、野菜の素朴な味わいを十分に楽しめます。
見た目も素敵で盛り付けのセンスの良さを感じました。
料理を運んできて下さる際に、使われている大和野菜の一つ一つを詳しく説明して下さいます。
実際の野菜を見せていただきながらスタッフの方の声に耳をかたむけます。
おもしろい形をした野菜や中が赤い大根などがあり、料理をいただく前から期待が高まります。
清里の里でスタッフの方々が栽培されている野菜、「五ケ谷営農協議会」の方々が栽培されている野菜がメインです。
粟ならまち店ランチ「収穫祭」のメイン、大和牛の3種盛りです。
箸おきは奈良らしい鹿の絵付けがしてありました。
料理に使われている野菜の一つ、右側のごつごつしたもの。「これは何だと思いますか?」と聞かれおそるおそる答えたのは「ショウガ」。
実はショーガに見えるこの野菜は「菊芋」という名前のお芋なんです。めずらしい野菜がいっぱいです。
粟ならまち店でのランチ「収穫祭」の煮物と天ぷらです
色とりどりな野菜の炊きあわせ。吉野葛でとろみがつけてあり上品なお味です。
味に深みがあり、一つ一つをゆっくり楽しませていただきました。
黒米のごはんと汁物です。
黒米はもっちり感があってお願いすればおかわりもできます。ちょっぴり嬉しいですね。
粟ならまち店ランチ「収穫祭」の最後はデザートと飲み物です
最後の締めくくりはコーヒー又は紅茶とデザートです。酒粕のスフレといちごでした。
粟ならまち店のランチの感想全般
粟ならまち店の入り口には大きなかぼちゃ?がお出迎え。店内にはテーブルの上や廊下にはいろいろな大和野菜がディスプレイしてあります。
大和野菜を知り、その素朴な味を楽しむためのしかけがたくさんありました。
お野菜中心のランチとはいえ、少づつたくさんの種類をいただきお腹一杯になりました。それに加え、ていねいな料理、心暖かいスタッフの方々のおもてなしを感じ、心まで暖かくなりました。
野菜といえどもあなどれません。ていねいに料理することにより、これほどまでに美味しく楽しめるとは思っていませんでした。ぜひまたおじゃましたいと思います。
私がいただいたお料理は、ランチタイムの 粟「収穫祭」御膳です。写真は2015年に撮ったものです。2018年8月現在、器や内容が若干ですがかわっていました。
旬の大和野菜や奈良特産の食材を使った彩り美しい料理は皆様に自信を持っておすすめします。
粟(あわ)さんのホームページで写真付きのメニューを見ることができます。予約の電話をされる前に見ておかれるといいですよ。
■お役立ち情報
粟(あわ)のすぐ近く(徒歩1分もかからない)に「ならまち情報館」という観光案内所があります。そこでいただけるならまちの地図がとても見やすいのでぜひゲットして下さい。
▼粟(あわ)ならまち店の詳しい情報はコチラ(マップ付き)